初めてのいきみ どうやっていきむ? 会陰切開はどんな感じ?
分娩室へ運ばれた私は、陣痛の間隔も短くなりあまりの痛みに声も出ない状態。そんな時唯一意識していた事は「きちんと呼吸する事」でした。
その頃の私の状態は、夫に声かけされても一切返事が出来なくなっていた。目をつぶり、ひたすら「きちんと呼吸する事」だけを意識していた。そのような状態が続いていた時、助産師の方からいきんでみましょう。と言われた。
出ました!いきむ、という事。生まれてこのかた、いきんだ事はないが、何となく下半身から何かを出すイメージで思いっきり踏ん張った。その際、目をつぶっていきんだら、「目をつぶらないで!」と言われた。なので私は目を開けて自分の下半身へ視線を向けていきんだ。もうこれ以上無理だ!と思うまで踏ん張った。
しかし何も出て来る感覚はなかったが助産師の方から「いきむのが上手!」と褒められた。自分の中で、いきむ感覚が理解できた気がした。1回目のいきみは不発に終わったが、次はもっと頑張ろうと思った時、足元に院長がいることに気がついた。今回のいきみが不発に終わり、院長先生は分娩室から去ってしまった。私は今のが不発に終わってしまったから、院長先生はいなくなってしまったのかな?と思った。次院長が来たら先ほどより頑張っていきんで絶対うむぞ!!と決心した。
その後も何度も陣痛の大波を乗り越えてやっと、いきんでもOKとGOサインが出た。私は今回絶対産むぞ!!と全力でいきんだ。これ以上無理、と思うところまでいきんだ。そうすると、先ほどと違い下半身(主に出口付近)に違和感を感じた。今思えば赤ちゃんの頭がひかかっていたのでは?と思う。次の陣痛が来た時にまたいきむように言われた。私はありったけの力を振り絞っていきんだ。足元を見ると院長先生がいるのがわかった。ここで取り上げてもらわねば!!私はありったけの力を振り絞りいきんだ。今まで生きて来た中で一番というくらいに全力を出した。
人が見ているからとか、恥ずかしいなんて感覚がないからありったけの力が出せたのだと思う。ありったけの力で踏ん張った甲斐もあり、院長先生に「はい、もう出て来ますので、いきまなくて良いですよ〜」と言われ、やっと産まれた、、、とホッとした。
多分会陰切開をしたのだと思うが、全然痛いと思わなかった。それ以上にもうずっと痛かったからだと思う。もういきまなくて良いと言われた後、後産として胎盤などが出て行く感覚がわかった。どくどくと体の中のものが出て行く感覚だ。妊婦学級で教わった通りだな〜とぼんやりと思い出していた。と同時に出産したら先ほどまであった強烈な陣痛が無くなっていた。陣痛が消えた事に本当に安堵し嬉しかった。
だってさっきまでこのまま一生陣痛が終わらないんじゃないかと思っていたから。陣痛前は嵐の中にいるようだと思ったら、陣痛後は世の中ってこんなに穏やかだったの!?ってくらい別世界だった。
PS いきむってどうやるの???と思っていたけど、全身の力を込めて踏ん張って出す!!って感じでした。上手いとか下手とかあるのかしら?なんて後日思ったけど、同じく出産された入院仲間の方は、いきむのが下手!と助産師の方に言われちゃって大変だった〜と言っていた。いきむのも下手だったし、力の入れ方が変で、デコルテ周りの内出血がひどい、と言っていた。私はどうやったらデコルテに内出血するんだろう?と思ったが、いきむって感覚はなかなか説明するのって難しいのかも、、、と思いました。とりあえず私からは、力を込めて全力で踏ん張って!!と言っておきます。
当たり前かもしれないけれど、出産を終えると陣痛って消えるんですね。正直出産した〜というより、陣痛終わった〜ってホッとした気持ちの方が強かったです。
出産はとにかく呼吸をきちんとする事に集中し、赤ちゃんに空気を送ることだけを考えていました。あとはタイミングがくればいきむ事になると思いますが、全力で気張って下さい。赤ちゃんが生まれれば、陣痛の痛みも嘘のように消えます。いつかきっと陣痛は終わるので大丈夫です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー産後体力・気力ともにクタクタで、育児にホトホト参っていて子供の事が可愛いと思えず、義務感から母親をしてました。そんな私ですが、現在は子供が可愛くて仕方がない状態になっています。そんな状態になぜなれたのか?
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