いよいよ分娩室へ 陣痛の間隔も短くなり、、、
陣痛だか下痢の腹痛か迷ったけれど、やっぱり陣痛だった。お腹の張りも、子宮口の開き具合も進んできたので、ついに病室から分娩室へ車椅子で移動しました。いよいよ出産か、、、!?
車椅子で分娩室まで運ばれ、分娩台へ寝転ぶ。助産師の方から、旦那さんへ連絡して来てもらうように、と言われ「やっぱり、、、陣痛でした、、、ちょっと来てもらえる、、、?」と非常に弱々しい超ウィスパーボイスで電話をした。陣痛の痛みで電話するのも一苦労だった。
分娩室で私の陣痛は先ほどより間隔も短くなって来て、より痛みが増したようだ。相変わらず下痢のような腹痛だった。下痢ならば出せば痛みが和らぐが、今回は出産なのでおいそれと出すわけにはいかない。お尻に栓をされてトイレが無い所に来てしまったような状況だと思った。
ここでも側で付き添ってくれていた看護師の方に弱音を吐きまくった。「痛みの逃がし方が分からない。更に痛みが増して来たのに、仰向けにされてこれじゃ耐えられない」とか「私、今の時点で痛くて無理なんですけど、どうにかならないですか?」とずっと言っていた。本心では麻酔して帝王切開で分娩して欲しい!と思っていた。それくらい参ってしまっていた。と同時に出産を経験した友人知人、自分の母親ってこれを経ているのか!すごいな!と尊敬しました。
分娩室で弱気発言ばかりしていたが、そこに夫が会社から駆けつけてくれた。
私の顔を見て大分参っている事を察してくれた。その頃には陣痛の間隔もどんどん短くなって来て、いつ陣痛が来るのかが分かるようになっていた。陣痛が寄せては返す波のようにやってくるのだ。イメージでは痛みが過ぎ去ると綺麗なビーチリゾート状態になるのだがその平和は長くは続かない。痛みが徐々に大波となってビーチに押し寄せる。その波が遠くの方からこっちにやって来るのが分かるのだ。「あ、、、来る、、、来る来る!!来た、、、、!!!!」もうそうなると夫を始め、助産師の方、看護師の方へ「痛み、来ま〜す」と宣言していた。これは痛みが来ますから皆さん私をどうか見守ってて下さい、見捨てないで下さい。という思いからです。ちなみに夫には妊娠している時から、陣痛で苦しむ私に対する態度としてお願いしていた事があります。それは励ましや激励系でなく、陣痛時は褒める系で声かけしてくれと。多分夫に「頑張れ!!」って言われたら「今誰よりも頑張ってるのは私じゃ!!!」とイラっとしてしまうからと考えたからです。
それなので夫は陣痛で苦しむ私に対してずっと褒める声かけをしてくれたのです。具体的には痛みマックスの時は「いいよ、きちんと呼吸出来てる、うまいうまい!ちゃんと赤ちゃんに酸素行ってるよ〜」って声かけしてくれてました。どんな風に振舞って欲しいかは事前に旦那さんに要望しておいた方が良いですね。そうすれば余計なストレスになりませんし。
私は陣痛の時って叫び声あげるもんだと思っていたんですが、自分の場合は叫び声を上げることすら出来なかったです。叫び声を上げるより目をつぶって深く呼吸することの方がまだ楽だったからだと思います。皆さんも少しでも痛みが和らぐであろう方法で過ごして下さい。叫んで楽になるなら叫びましょう。
私は痛みが来る時は黙って夫の手を強く握って痛みをやり過ごしていました。正確には手を握り痛みが来たら腕相撲のように腕を動かして夫を負かす勢いでした(普段勝ったことないのに)。陣痛時は黙って夫の手を握り腕相撲。
痛みの最中やっていた事は、きちんと呼吸をすること、浅い呼吸にならない事だけ考えてました。本当は痛い時って呼吸を止めてお腹にグッと力を入れてやり過ごしたいんですけれど、それだとお腹の赤ちゃんが苦しいんですよね。私が呼吸止めちゃうと赤ちゃんに酸素を送れないので。体制もうずくまっていたいのに仰向けで辛かったけど赤ちゃんの為だ!ととにかく呼吸することにのみ集中していました。
PS 後日帝王切開で出産された他の妊婦の方は、出産後の傷の痛みが自然分娩の私より辛そうで、麻酔のせいかひどい頭痛もあり、出産後の助産師による今後の生活指導等に出席してもフラフラで途中退席してしまうほどで可哀想だった。分娩室で帝王出産でパパッと出して!!と思った自分、馬鹿か!!!と深く反省しました。
陣痛時は呼吸の事しか考えていませんでした。あと痛みが来る時は周りの人に見守ってて欲しいの〜アピールしてました。少しでも陣痛時に気持ちが軽くなりたい!という思いからです。皆さんも陣痛を一人で我慢しすぎないで下さいね。
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