ガムシロップで分かった!時間とお金両方を無駄にしていた話
ガムシロップで分かった!時間とお金両方を無駄にしていた話
目次
育児中の束の間の楽しみ・コーヒーブレイク
子育てしていて、ホッと一息つける時間は大切ですよね。
子供は可愛い!けれど一人の時間もとても大切なの!
出産から三ヶ月が経つ頃、やっとこさ一人の時間が取れるようになりました。
というか育児に少しづつ慣れてきた、とも言えるかもしれません。
絶対にやらなければならないところ、手を抜くところ、とメリハリをつけられるようになってきた頃に一人の時間が少し取れるようになってきたのです。
この頃の楽しみは、ミルクとガムシロップたっぷりのアイスコーヒーを飲む事でした。
ちなみに妊娠中も私はコーヒーを飲んでいました。
一日一杯くらいを目安に、ブラックは飲めないので、ミルクと砂糖入りです。
ここら辺は自分で調べて、一日一杯くらいならOKと自分ルールで決めました。
コーヒーブレイクをぶち壊す出来事
育児中のホッとひと息の時間、それはだいたい午後から夕方にかけて、子供が寝た時や、おもちゃを持って集中している時など、台所でアイスコーヒーを作って飲むのがものすごく楽しみでした。
ですが、この私の至福コーヒーブレイクタイムをぶち壊す出来事が多々発生しておりました。
それはガムシロップのストック切れ…
私はブラックコーヒーが飲めません。ミルクとガムシロップをたっぷり入れるのです。
なのでガムシロップが無い、という事は休憩時間が台無しです。
出産から怒涛の24時間ノンストップ育児の憂鬱
仕事でも車の運転でも休憩を挟まないと、集中力が持続しませんよね。
子供が生まれたばかりの頃、生後一ヶ月くらいまでは、何とか生かさなければ!と毎日、必死でした。
慣れない育児に朝・昼・夜てんやわんや。
授乳して、ミルク作って(当初は混合育児)オムツ替えて、ゲップをさせる為に背中をトントンして寝かしつける…よしよし寝たな、と思って布団に置くとパチっと目が開いていて、私と見つめ合っちゃって…。正直ゾッとしました…お願いだから寝てくれよ〜〜って心底思いました。
そんな新生児期が過ぎて、心と体に少し余裕が出来てきた頃の唯一のホッと出来る時間、すなわちコーヒーブレイクがガムシロップ切れで何度も台無しになっていたんです。
その度に『またガムシロップ買い忘れた!!昨日スーパー行ったのに!のにぃ!!!』
と悔しい思いをと共に、ミルク入りのコーヒーを苦々しく(ガムシロップ無しだけに…)何度も飲む事になるのでありました。
これは修行ですか?子連れの買い物
無いなら買い行けよ?って思いますよね。
いや~それが気軽に行けないんですよ〜〜。
いやぶっちゃけ行けるんですけど…けど!けれども!!、子供との買い物って凄まじく面倒なんですよね。
一人ならフラっと行けるんですが、赤ちゃん連れだと、心も体も服も万全の体制でないと出掛けられません。
まず雨が降ってたら、出かける気力ゼロです。
傘をさしては荷物が持てませんし、何よりも濡れたくありません。
晴れていた場合でも、思いつきで『今、行こう!』となりません。
だいたい買い物自体、面倒で行きたくありません。
いつになったら行くのかと言いますと、冷蔵庫の中が空になって、夕飯の準備が出来なくなったら行きます。
…嘘です、空になっても一日くらいは、夫におかずや、お弁当を買ってきてもらってでも、買い物は明日へ延ばします。
『ダメ人間だな、買い物くらいサクっと行けよ』と自分でも思いますが、赤ちゃんと買い物へ行くよりも、夫にどう思われても買い物がサボれるならとことんサボります。
それが私です。
なので買い物へ行くのは、晴れていて、冷蔵庫が空で一日買い物を延ばした後にに仕方なく、一大決心して行きます。
子供とスーパーに行くのは、大人一人でふらっと行くのとは違います。
子供が赤ちゃんの時は、出かける前にミルクをあげて満腹にし、愚図って泣かないように、あわよくば眠ってくれるように画策。
ゲップをさせて、新しいオムツを替えて、替えのオムツとお尻ふき、タオルを持ってやっと買い物へ行きます。
赤ちゃんとの買い物の大変さを語りましたが、今度は成長して子供がよちよち歩きを始めると、スーパーで大人しく抱っこさせてくれません。
『私は歩きたい!』と抱っこも買い物カートも拒否…好き勝手に歩くもので、前から来る人お構いなしに、『わざわざぶつかりに行ってる?』という感じで我が物顔で歩きます。
その度に、避けてくれる方に『スミマセン(汗)』と謝る次第。
手を繋いで誘導しようにも、『指図するな!』と拒否。
あっち行く~こっち行く~と歩くのが楽しくて仕方ないようで、買い物が赤ちゃんの時より大変になった気がしました。
赤ちゃんの時は、『グズって泣かないでね~、ウンチは今しないでね~』くらいだったけど、今思えば準備は大変だけど、買い物自体は赤ちゃんの時の方が楽だったかも…。
そんな訳で、買い物ひとつとっても私の中では一大イベント。
一人での買い物と違って、集中出来ません。
子供がグズらず、他人様に迷惑をかけずに買い物を終える事が目標になるのです。
なので、スーパーでは主要な商品をささっとカゴに入れて買い物を終了します。
ガムシロップ買い忘れ事件の原因はこれだ!
主要な商品とはスーパーの外周をぐるっと一周する時にある物で、野菜、豆腐、納豆、肉、魚、牛乳、飲料などです。
なのでよーく調味料を買い忘れました。
調味料の棚は、野菜、肉、魚のコーナーを回っていただけでは買えません。
あえて別の通路の棚に行かないと買えないんです。
なので子供との買い物で常に焦っている自分はよく調味料とともに、ガムシロップを買い忘れるんですよね。
ガムシロップが無いと、私のコーヒーブレイクが台無しなんです!
どうしたらガムシロップを買い忘れないんだろう…と考え、大量にストックがあればいいんだ、と考え100個入業務用のガムシロップを買いました。
100個もあればしばらく買い忘れないだろう…という目論見でしたが、むしろ『まだある、まだある』と思って、以前より頻繁に買わなくなったので、結局買い忘れるという結果に。
しかも100個のガムシロップってすごい保管場所を取るので、食料や生活雑貨と一緒に保管していたんですが、すっごく邪魔です。
あとガムシロップ100個持ってる自分ってちょっと笑えるよな…と思ってしまったんです。
結局ガムシロップを買い忘れないように、大量のストックを購入したわけですが、保管場所にイラつき、果てはこんなにガムシロップをストックしている自分に呆れる始末…
手作りガムシロップで時間もお金も節約
場所も取らずに、ストックを切らさない方法はないものか、と考えてみたらありました。
ガムシロップを作れば良いんです。
ガムシロップって要は砂糖シロップなんです。
なので原料である砂糖を水に溶かせば良いんです。
それならば、ガムシロップ100個なんて大量の在庫を持つ必要も無いし、砂糖を買っておけば、ストックが無くなっても、砂糖を溶かせばいいだけ。
早速、ガムシロップの原料である砂糖、今回はグラニュー糖を購入し手作りしました。
砂糖ってのは案外水にたくさん溶けます。
マグカップに八割程度グラニュー糖を入れて熱湯を注ぎます。
スプーンで掻き混ぜて程出来上がりです。
溶け切らなくても、しばらく置いておけばOKです。それでも溶け切らなくても、使うには問題ないですし、使ってて最後の方に水を加えて溶かして使えばいいですね。
手作りガムシロップを作るようになって発見したことがあります。
最初は手作りって一手間かかるし、面倒くさいかも…と思ったんですが、コップに砂糖入れて溶かすだけなんで、全然手間というほど手間でもありませんでしたね。
むしろガムシロップ買っていた頃より、ゴミも出ないし、ガムシロップ100個をストックするよりも、保管場所も取らないし、結果良いことしかなかったです。
スーパーでも『ガムシロップ買わなくちゃ』は忘れやすいけれど、『砂糖買わなくちゃ』は忘れにくいです。
あと手作りの方が安いですね。ガムシロップというのはだいたい1個10円ほどなんですが、グラニュー糖は1キロ、250~300円程度で買えて、アイスコーヒー100杯分は余裕で飲めますね。
買い忘れる心配も減ったし、そもそも買う頻度も減ったし、おかげで私の大切なコーヒーブレイクの時間はしっかりと確保されるようになり、生活に彩りが絶える事は無くなりました。
あとひとつ大きなメリットは、手作りガムシロップが断然安い!という事です。
ガムシロップはだいたい一個当たり、10円程度です。同じコーヒー一杯につきガムシロップ一個で計算しますと、100杯で1000円です。
ですが手作りガムシロップですと、砂糖1キロで100杯は余裕で飲めるので、ガムシロップの四分の一程度でしょうか。
私はガムシロップを買う事を止めて、手作りにしたことで買い忘れも無くなり、幸せなコーヒーブレイクの時間は確保されましたし、お金もいくらか浮きました。
浮いたお金で子供に絵本を買っても良いですよね。一石二鳥ですよね。
ですが、何がなんでも手作りすれば良い、という訳ではないんですよ。
節約=お金だけではない!!
今回はガムシロップを手作りした方が、買い忘れも減らせるし、場所も取らないし、手間も思ったよりかからなかったので、実践しましたが、何でも『安いから手作りする』という訳ではありません。
私はお米は出来るだけ『無洗米』を購入するようにしています。
5キロ単位で購入していますが、値段は普通のお米に比べて100円程度高いです。
ですが、お米を『研がなくてOK』という楽さには、100円余計に支払っても良い!と私は思います。
なぜなら無洗米は夕飯を『作るか!』と思わせてくれるんです。
夕飯作りって面倒ですよね。作り始めてしまえば、まあまあ私は楽しいんですが、作り始めるまでが大変億劫です。
『あと10分したら作り始めよう』『今日はもう、うどんでもいいかな』とか言い訳をしてなかなか始められません。
これが普通のお米だったら尚更で、『お米研がないと…めんどいな~水冷たいし…』と始めるまでに更にハードルが上がるんですが、無洗米ならお釜に水を入れて、お米をささっーっと入れるだけなので、グッと行動のハードルが下がるんです。
この為に無洗米を多少高くても購入していますね。
時間をお金で買う!という新たな発見
この便利さ、夕飯作りのハードルを下げてくれる、ゆえに私は米は無洗米一択です。
ですが、昔の私だったら断然『安い』が正義でした。
節約というのはイコール『お金』の事でした。
なので、お米は安い方の非無洗米、キャベツの千切りが必要だったらキャベツ丸ごと買ってきて、せっせと切っていました。
キャベツの千切りをすると、まな板のからはみ出るほどキャベツがとっ散らかって、ぐちゃぐちゃになってイライラして、時間もかかるけれど、『安い』から自分で切ってました。
カレーも自分で作った方が安いので、疲れていて面倒でも作ってました。
ですが、夫は『お腹が空いてるのですぐ食べたい』人です。
なので私が手作りで時間かけて、お金を節約したカレーを作るよりも、レトルトカレーでも、すぐ食べられた方が幸せなんです。
これってバカらしいですよね。自分も疲れているし、レトルトカレーで良いならそれにすれば良かったのに当時の私は『手作りした方が安いから!』と思って半ば意地になって、これで良いんだ!とカレーを作ってました。
しかし子供が生まれてからは圧倒的に『時間』がなくなりました。
まず『寝る』時間が無い。
これは精神的にも肉体的にも参りました。
育児って24時間勤務!?もう子供から逃げたい…
頭が常にボーっとしていて、きちんと物事を考えられない。体も重いしダルい。なのにフッと『いつまでこれが続くのかな…子供を置いていなくなりたい』と将来に対して絶望的になり、目の前が真っ暗に感じるんです。
おそらく原因は睡眠不足だと思います。
子供が生まれて2~3週間くらいでそんな状態になりました。
何をしても『いつまでこれを続けなくちゃいけないんだろう』『眠い、疲れた、何もしたくない』と常に思っていました。
そんな状態が続き精神的にも肉体的にも限界になっていた時、私は実家に里帰りをしていたので、母親に夜中のミルクを一回変わってもらって、子供と別室で寝る事にしたんです。
まとまった睡眠時間が五時間ほど取れたのですが、頭の冴え、体の調子が良くなりました。たった五時間睡眠しただけで、こんなに違うのか!と驚きました。子供を産んでからというもの、睡眠時間は細切れに一時間から一時間半くらいしか取れていませんでしたから、圧倒的に寝不足だったんですね。
この時夜中のミルクあげを頼んだ母親は、予定の時間になっても子供と一緒に寝ていてミルクをあげてくれませんでした。私は『あげてって頼んだじゃん、時間通りにミルクがあげられなかたた…どうしよう…』と心配していると、母親は『赤ちゃんだって寝てるし、起こしてまでやらなくても大丈夫だよ』とあっけらかんと言いました。
一瞬私は、きちんと時間通りにミルクをあげてくれなかった自分の母親に対してムッとしましたが、一方で『それもそうか…』と妙に納得したんです。
それまでは授乳の時間が来れば、寝ている赤ちゃんに、乳首をくわえさせて授乳&ミルクをあげていましたが、どうせ寝てるのに、無理やり起きて授乳しなくても別にいいよな~って考えに変わりました。
産院ではきっちり三時間おきにミルクをあげるように指導されていましたが、退院して3週間でもう無理でした。なのでこれから夜中は赤ちゃんが起きたら、授乳することにしました。これで大分夜中は以前より夜中に寝られるようになりました。
目からウロコ・お金を出して時間を買うという発想
この出来事から子供が生まれてからどうやって『時間』を確保するかがとても重要になるな、と思いました。
以前は節約=お金と言いましたが、今は節約=時間に変わりました。
安いからってキャベツ一個買って、まな板にキャベツがとっ散らかってまで千切りをしません。千切りキャベツを一袋買って終了です。
カレーを食べたいけれど、作る時間より、ゆっくり休みたい場合はレトルトにしますし、何なら外食しても良いですよね。
お米にしても、安いから非無洗米を買っていましたが、今は夕飯作りのハードルを下げてくれて、尚且つ時間も水道代も節約できる無洗米一択ですし。
昔は時間をいくら使ってでも、お金を節約してましたが、代わりに時間を浪費していたんです。
今は逆に時間を節約する為に、お金を使っています。
育児中は圧倒的に時間が足りないので、お金を使って時間を買っている、という事です。
今の考え方は時間かけてキャベツ切ったり、米研いだり、夕飯作るんだったら、少しでも時間を節約して、子供と一緒に遊んだり、自分は体を休めたいです。
ガムシロップの場合は、時間もあまりかからず、尚且つ安いので手作りにしました。手作りガムシロップの浮いたお金で子供に絵本やお菓子、おもちゃ買ってあげられるし、自分はコーヒーブレイクが満喫できるし、良いことだらけでした。
便利だと思ってお金を出して買ってたガムシロップでしたが、買い忘れでコーヒーブレイクの時間も何度も台無しになるし、わざわざお金を使ったのにそんなに便利にもならなかったのです。
常にベストな行動か考えるクセをつけたい
だから何でも買えばいい、お金をかければいいという訳ではなく、何にお金をかけるべきか、時間を作る為のベストな方法を常々考えないとダメだな~と思う出来事でした。
ガムシロップから話が長くなりましたが、節約というのは、お金、時間、何を目的にするか、きちんと考えないといけませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー産後体力・気力ともにクタクタで、育児にホトホト参っていて子供の事が可愛いと思えず、義務感から母親をしてました。そんな私ですが、現在は子供が可愛くて仕方がない状態になっています。そんな状態になぜなれたのか?
父親である夫も初めは育児を『手伝ってあげる』感覚でしたが、今では私がいなくても『母親』も『父親』も出来る私以上に育児スキル劇上がりな状態になりました。 そんな幸せになる家族の作り方・考え方・思考を無料メルマガでお教えいたします。 気楽に登録してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。